睡眠時無呼吸症候群の検査 1

【睡眠時無呼吸症候群とは】

睡眠中に無呼吸を繰り返し、日中に傾眠や頭痛など様々な症状を呈する疾患の総称のことです。
日頃十分な睡眠時間をとっているつもりなのに「疲れがとれない」 「頭痛がする」 または「強い眠気があり居眠りしそうになる」などの自覚症状があります。

【原因は】

 主に気道の閉塞が原因となる閉塞型睡眠時無呼吸症候群と呼吸中枢による呼吸筋刺激が消失する、中枢型睡眠時無呼吸症候群があります。
そして両者の混合型があります。

また気道閉塞の原因としては「肥満」「扁桃肥大」「アデノイド」等、気管の形態異常や呼吸筋の活動性の低下があります。

【無呼吸の問題点】
重度無呼吸の未治療例では10年生存率で60%の差が出ます。

心肺系への負担によって高血圧や脳卒中発生の危険度があがります。
脳血管障害 睡眠時無呼吸症候群は脳血管障害を高めると言われ脳卒中の発症の危険性が 10.8 倍になると言われています。

無呼吸症候群は脈拍を増加させたり減少させたりする
 
無呼吸症候群には高血圧を高率に合併
脳への血液の流れの変動

 
周期的に血圧変動が発生

脳への血液の流れを周期的に減少
 
脳への酸素供給の低下

脳卒中

【検査方法は】
@就寝中の呼吸の流量、Aいびきの音、B血液中の酸素飽和度、そしてC呼吸による胸の動きモニターすることによって、簡単に無呼吸を調べる事ができます。
検査機を貸し出して1日または2日間、2つのセンサーを体に止め、お休みいただくだけです。
検査にあたって飲酒、運動等の制限はありません。自宅で普段どうりの生活が可能です。

@呼気流量センサー
A酸素濃度センサー
<検査機械本体>
<装着例>  
<装着例>


睡眠時無呼吸症候群の検査 2

【検査ご希望の方へ】
当クリニックでは検査機器を常備しており、迅速な検査が可能です。
受付または電話で検査予約してください。当日ないし2日ほどで検査可能です


【検査の費用は】
健康保険が利用できます。
終夜睡眠ポリグラフィー(携帯用装置使用) 720 点 脳波検査判断料 140 点 計 860 点となります。
(初診保険診療による自己負担は 3400 円 検査代のみで 2580 円となります)

【無呼吸治療の対象は】
一時間に20回以上無呼吸となる方は治療の対象となります。
また高血圧等の基礎疾患がある方は、さらに少ない回数でも対象となります。

【無呼吸治療の方法は】
● 手術

扁桃腺が大きく気道の物理的狭窄がある方に対して、扁桃切除術があります。
利点としてはもし扁桃による気道狭窄が無呼吸の原因であれば根治できる点です。
不利な点は、実際は肥満やその他の要因が関与して無呼吸が出る事が多く、手術で効果が出にくい例があります。

 

● 呼吸補助装具
口腔外科や歯科で作成してもらうマウスピース型装具です。
下顎を引き出して気道閉塞を緩和します。

利点は手術侵襲がないこと、保険適応がありコストも手術より抑えられる事です。
不利な点は異物を一晩中いれて固定する為、違和感があること、慣れが必要であることです。
 

● CPAP療法
気道内に持続的に空気を送り込み、閉塞を改善します。
マスクで空気を送り込む為にやはり慣れが必要ですが、治療導入の簡易性や、治療中止後の可逆性の点で、当クリニックでの無呼吸治療の第一選択です。
 

【呼吸器の費用は】
治療機器の為に一般での直接の貸し出しはありません。
保険診療点数としてコストを落とし、医療機関が機械メーカーに使用料を支払う形になります。
つまり診療費として毎月の呼吸器使用料を支払う形となります。

在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料250点 経鼻的持続陽圧呼吸療法治療機1210点 計1460点
(3割負担の方で毎月4380円となります)
 
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